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ロイヤルストレートフラッシュはどんな役?強さや確率をわかりやすく解説

クローバーのロイヤルストレートフラッシュ

ロイヤルストレートフラッシュは、全部で9種類あるポーカーの役の中で最強の役です。初手でロイヤルストレートフラッシュが成立する確率は約65万分の1で、自分で出した場合はもちろん、同じテーブルで出した人を見るだけでも奇跡的といえるでしょう。本記事では、ポーカープレイヤーなら誰もが憧れるロイヤルストレートフラッシュについて、その確率や注意点などを詳しく解説します。

目次

ロイヤルストレートフラッシュはどんな役?

ロイヤルストレートフラッシュとは、全部で9種類あるポーカーの役の中で最強の役です。10・J・Q・K・Aというもっとも強いストレートを、すべて同じ柄(スート)でそろえた場合のみ成立します。詳しくは後述しますが、初手でロイヤルストレートフラッシュがそろう確率は約65万分の1であり、もし出れば「奇跡の出来事」といえるでしょう。

なお、同じ役でも地域によって役の呼び方が変わります。日本ではロイヤルストレートフラッシュと呼ばれることが多いですが、海外では「ロイヤルフラッシュ」と略して呼ばれることが一般的です。

そのほかにも、「エースハイストレートフラッシュ」「ロイヤル」と呼ぶ地域も存在します。しかし、名前が変わってもロイヤルストレートフラッシュの強さは万国共通で、ジョーカーを使わない場合は最強の役として使われています。

カードの組み合わせは4種類

カードの組み合わせは全部で4通りあります。ではここで、1つの例を見てみましょう。

上記は「スペード」のロイヤルストレートフラッシュが成立した例です。同じ図柄で10~Aまでのストレートがそろえば役が成立しますから、柄の数だけ組み合わせがあります。トランプにはスペードのほかに「ハート」「ダイヤ」「クラブ」と合計4つの図柄がありますから、ロイヤルストレートフラッシュの組み合わせは全部で4種類です。

ストレートフラッシュとの違い

よく似た役に「ストレートフラッシュ」がありますが、これはロイヤルストレートフラッシュとは似て非なるものです。一例として、ハートのストレートラッシュが成立した例を見てみましょう。

ロイヤルストレートフラッシュとの違いは数字の強さです。上記の例では、3~7までのストレートが同じ図柄でそろっています。このため、10~Aまでのもっとも強い数字でストレートを成立させているロイヤルストレートフラッシュと比べて、役の強さが下がるのです。

たとえば「2~6」、「8~Q」などのストレートでも、すべて同じ図柄の場合はストレートフラッシュが成立します。ハート以外のスペードやダイヤといった図柄でも、すべて同じ図柄でストレートがそろえばストレートフラッシュです。必然的に組み合わせの数が増えるため、ロイヤルストレートフラッシュほど珍しい役ではありません。

ロイヤルストレートフラッシュの強さ

ロイヤルストレートフラッシュは、一般的なポーカーのルールにおいて最強の役です。ポーカーを実際にプレイするとわかりますが、ストレートやフラッシュなど、ロイヤルストレートフラッシュの下位の役でも成立させることは非常に困難です。その両方を成立させ、なおかつもっとも強い数字を並べたロイヤルストレートフラッシュは、世界中の多くのプレイヤーが憧れている役として認知されています。

2人以上がロイヤルストレートフラッシュだった場合は?

もし2人以上がロイヤルストレートフラッシュだった場合、ゲームは「引き分け」になります。通常のルールでは図柄による優位性はなく、決着がつきません。1回のゲームで同時にロイヤルストレートフラッシュが出ることはまずありませんが、万一の場合は引き分けになるということを覚えておきましょう。

なお、ストレートフラッシュの場合は「数字が強い方が勝ち」になります。たとえばAさんが5~9のストレートフラッシュを出し、Bさんが6~10のストレートフラッシュを出した場合は、より数字が強いBさんの勝ちです。

ジョーカーを使う場合はファイブカードが最強

ポーカーにはさまざまな種類があり、ジョーカーを山札に加える「ワイルドポーカー」という特殊なルールのポーカーも存在します。この場合のみ、ロイヤルストレートフラッシュは最強の役ではなくなります。ワイルドポーカーで最強の役は、「ファイブカード」です。

ファイブカードとは、4枚の同じ数字とジョーカーの5枚で構成された役のことです。たとえば、「スペードのK」「ハートのK」「ダイヤのK」「クラブのK」「ジョーカー」がそろえばファイブカードが成立します。ファイブカードを成立させた人がいる場合、たとえロイヤルストレートフラッシュを成立させたとしても、その人に負けてしまいます。

ロイヤルストレートフラッシュが出る確率は?

普段はほとんど見ることができないロイヤルストレートフラッシュは、いったいどれくらいの確率で出るものなのでしょうか。ロイヤルストレートフラッシュは、「初手で出る」ケースと「カードを交換して出るケース」の2つが考えられますが、当然ながらそれぞれ出る確率は異なります。

ここからは、ロイヤルストレートフラッシュが出る確率について詳しく解説していきます。また、ロイヤルストレートフラッシュ以外の出現率についても触れていますので、ぜひチェックしてみてください。

初手で出る確率

まず、52枚で1組のトランプから5枚のカードを選ぶ場合の組み合わせは、全部で2,598,960通りです。その中からロイヤルストレートフラッシュの組み合わせは4通りしかありません。つまり、以下の計算式が成り立ちます。

ロイヤルストレートフラッシュの計算式
  • 4÷2,598,960=0.00015%

別の表現に置き換えると649,740分の1で、約65万回に一度に出る役といえます。

なお、搭乗した飛行機が墜落事故を起こす確率は0.0009%、麻雀で天和が出る確率は0.0003%程度といわれています。いずれもロイヤルストレートフラッシュが出る場合と比べて約2~6倍の確率と考えると、ロイヤルストレートフラッシュがいかに珍しいものなのかがわかるでしょう。

カードを交換して出る確率

カードを交換してロイヤルストレートフラッシュを成立させられる確率は、初手で成立させる確率よりも大幅に上がります。以下に、代表的な5つのパターンから確率をご紹介しましょう。

【カードを交換してロイヤルストレートフラッシュが出る確率】

シチュエーション確率
リーチがかかっている状態47分の1
関連の数字を3枚持っている状態1,081分の1
関連の数字を2枚持っている場合16,215分の1
関連の数字を1枚持っている場合178,365分の1
関連の数字を持っていない場合383,485分の1

初手で成立させる確率と比べると、やや当たりやすそうにも見えます。しかし、上記の中で一番出る確率が高い、「リーチがかかっている状態から残りの1枚を引き当てられる」状態であっても、わずか47分の1の確率でしかありません。

ロイヤルストレートフラッシュ以外の役の出現率

参考までに、ロイヤルストレートフラッシュ以外の役の出現率も見ておきましょう。

【ポーカーの役の出現率】

役の種類出現率
フォーカード(フォーオブアカインド)約0.024%
フルハウス約0.14%
フラッシュ約0.2%
ストレート約0.39%
スリーカード(スリーオブアカインド)約2.1%
ツーペア約4.75%
ワンペア約42.25%
ハイカード(ブタ)約50%

意外かもしれませんが、ハイカードを除くともっとも弱い役であるワンペアが成立する確率も約42%と、成立させる方が難しい確率となっています。

ロイヤルストレートフラッシュについての注意点

最後に、ロイヤルストレートフラッシュの注意点を紹介します。

ロイヤルストレートフラッシュについての注意点

それぞれどのような内容なのか、役の成立を目指す前に確認しておきましょう。

ほぼ出ることはないと思っておく

ロイヤルストレートフラッシュが成立する確率はほぼゼロです。リーチがかかっている状態でも成立する確率は47分の1と低く、初手で引き当てる確率にいたっては約65万分の1しかありません。狙って引き当てられるものではなく、「達成できたら奇跡」と思っておく方が無難といえます。

かえってチップを稼げない場合がある

テキサスホールデムでロイヤルストレートフラッシュを狙うのは、あまり好ましい戦略とはいえません。テキサスホールデムは、ほかのプレイヤーと駆け引きをしながらポットにチップを貯めていき、勝ったときにチップを総取りできるというゲームになります。

手札にロイヤルストレートフラッシュを成立させられるような強いカードがあり、そしてフロップにも関連するカードが出た場合、多くのプレイヤーは強い役に警戒してフォールドします。結果としてポットに貯まったチップが少なく、勝ってもあまり稼げない可能性が高くなってしまうため注意が必要です。

オンラインポーカーでは高配当になる可能性大

先述したテキサスホールデムではなく、そのほかのオンラインポーカーの場合、勝つと役の強さに応じた配当金が支払われることが一般的です。そのため、オンラインポーカーでロイヤルストレートフラッシュを出した場合、高配当になる可能性が高いでしょう。配当は遊ぶゲームによって異なりますが、500倍以上になることも珍しくありません。

まとめ

ロイヤルストレートフラッシュが初手で成立する確率は約65万分の1と極端に低く、「奇跡の役」として認知されています。また、ホールデムの場合はライバルが警戒してしまい、かえってチップを稼げない可能性もあります。最終的に損をしてしまう可能性もあるので、もしチャンスが来ても無理に狙おうとせず、冷静に確率を計算してアクションを選びましょう。

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