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ポーカートーナメントの仕組み|世界大会の賞金はいくら?勝つためのコツも紹介します

ポーカー 賞金

ポーカーは日本のみならず世界中で大会が開催されており、大規模なトーナメントでは日本円にして数億円単位の賞金を用意したものも存在します。それでは、ポーカートーナメントはどのような仕組みで開催されているのでしょうか。本記事では、本番で勝つためのコツやトーナメントで使われることが多い用語などについて解説します。

目次

ポーカートーナメントの仕組み

ポーカートーナメントにはさまざまな形式がありますが、本質はどれも変わりません。プレイヤーは「バイイン」と呼ばれる参加費を支払ってチップを受け取り、これを元手にしてゲームを行います。チップがなくなった段階で脱落となり、プレイヤーが残り1人になるまでサバイバルを繰り広げることが基本です。

マルチテーブルトーナメントとは

大会で特に用いられることが多い形式は、マルチテーブルトーナメント(MTT)です。これは複数のテーブル上で同時進行するトーナメントのことで、最終的にはひとつのテーブルで決勝戦を開催し、そこで優勝者を決めます。

MTTのほかにはシットアンドゴー(SNG)と呼ばれる形式のトーナメントがあり、これはひとつのテーブルで優勝者を決めることが特徴的です。テーブルが満席になり次第ゲームスタートとなり、最後までチップを残したプレイヤーが優勝者になります。

キャッシュゲームとの違いは?

トーナメントとキャッシュゲームの主な違いとして、「お金の掛け方」が挙げられます。

【トーナメントとキャッシュゲームの違い】

トーナメント参加費から手数料を引いた金額をプールして入賞者に分配する
キャッシュゲーム1ゲームごとに賭け金を集めて勝者に支払う

トーナメントの場合は、事前に参加費を支払うことになり、これが賭け金となります。一方のキャッシュゲームは、1ゲームごとに自分のお金をベットしていきます。勝敗に基づいて勝者と賞金、そして失う金額が決まっていく点が特徴的です。

世界のポーカートーナメント

世界大会として開かれているポーカートーナメントは非常に多く、カジノで開催されるローカルなトーナメントから、テレビ中継される世界規模なトーナメントまで多くの大会が開催されています。特に以下2つの大会には多くのトッププレイヤーが集結します。

世界のポーカートーナメント

それぞれの大会の特徴を簡単にご紹介しましょう。

WSOP

WSOP(World Series of Poker)は、毎年5~7月にかけて開催される世界最大のトーナメントです。優勝者には日本円にして約10億円の賞金が支払われるため、世界中から1万人以上のプレイヤーが参加します。開催の場はラスベガスで、決勝戦となるファイナルテーブルは全米にテレビ中継されています。

WPT

WPT(World Poker Tour)は数億円規模の賞金を提供するトーナメントで、世界3大タイトルのひとつとして開催されています。各国のローカルな大会で優勝したプレイヤーが世界大会に派遣されることが特徴的で、著名なプレイヤー「世界のヨコサワ」がメインイベントで優勝したことでも有名です。

日本のポーカートーナメント

ポーカーには世界大会だけでなく、日本独自で開催されるトーナメントも存在します。特に有名な大会は以下の2つで、日本全国からトッププレイヤーが参加しています。

日本のポーカートーナメント

それぞれの大会の特徴を簡潔にご紹介しましょう。

JOPT

JOPT(Japan Open Poker Tour)は2011年から続いている国内最大規模のトーナメントで、東京・大阪・名古屋で開催されています。サテライト大会には誰もが参加可能であり、優秀な成績を収めた人には選手契約のオファーが届くことも少なくありません。優勝賞金は約300万円となっており、非常に夢のある大会といえます。

AJPC

AJPC(All Japan Poker Championship)は2007年から開催されている伝統的な大会で、優勝者にはWSOPへの出場権と、現地ホテル宿泊券、約190万円の賞金が授与されます。世界につながるトーナメントとして注目度が高く、毎年多くのプレイヤーが参戦します。

ポーカートーナメントの賞金

ポーカートーナメントの賞金は、トーナメントの規模と参加人数によってそれぞれ異なります。たとえば、2022年のWSOPの優勝者には、約13億5,000万円の賞金が授与されています。これは、個人で参加できる大会の賞金額としては超高額で、ゴルフやテニスのメジャートーナメントの優勝賞金をも上回るほどです。

WSOPの優勝賞金は平均10億円前後を推移しており、着実にポーカー人口が増加していることもあって、近い将来に最大賞金額が更新される可能性も高いでしょう。日本国内で開催されている大会も、優勝賞金は約200~300万円と高額です。

トーナメントの何位までに賞金がもらえる?

大会の規模によっても異なりますが、大規模な大会では優勝者だけでなく入賞者にも高額な賞金が支払われます。たとえば世界最大のトーナメントとして有名なWSOPの場合、2022年大会では上位1302位まで賞金が支払われました。

WSOPでは上位9名まで特に高額な賞金を手にでき、もし9位入賞でも目安として約1億円以上を得ることが可能です。日本人プレイヤーに注目すると、2019年に25位入賞を果たした名和大貴氏が324,650ドル(当時のレートで約3,500万円)を手にしています。

日本国内の大会でも、上位入賞者には賞金が支払われています。たとえばAJPCの場合は上位15名に賞金が支払われているほか、優勝者にはWSOPへの出場権が、上位9名には翌年のシード権が提供されるなどの特典があり、ステップアップの場となることも特徴的です。

ポーカートーナメントで勝つためのコツ

ポーカートーナメントで勝つためのコツは主に3つです。

「インマネ」「M値」といった専門用語を解説しながら、それぞれのコツを深掘りしてご紹介します。初心者でもすぐに参加できる大会もあれば、オンラインで参加できる大会もあるため、仕組みをある程度理解したら実際にトーナメントへ参加してみましょう。

インマネまでの人数を意識する

インマネとはインザマネーの略で、賞金を獲得できる順位のことです。ポーカートーナメントの賞金は「参加費用×参加人数」によって決まるため、参加者が確定するまでは賞金額も確定しません。また、参加するトーナメントによって上位何%に賞金が支払われるかが異なります。

ここで重要なのは、インマネまでの人数です。インマネが上位15%と仮定した場合、100人が参加するトーナメントでは15名が賞金を獲得できる計算になります。しかしインマネが上位10%に限られる場合、賞金を獲得できる人数は10名のみです。

ポーカートーナメントで賞金を得たい場合は、インマネ率の高い大会にエントリーすることを心がけましょう。インマネ率が高くて参加人数が少ない大会ならば、必然的に賞金の獲得率が上がります。一方、参加人数が多い割にインマネ率が低い場合、より多くのゲームで勝利しなければ賞金を獲得できません。

M値を踏まえてプレイする

M値(M-ratio)とは、自分自身のスタックが安全かどうかを確かめる指標です。具体的には、自分のスタックがブラインドとアンティに何ターンまで耐えられるかを表します。M値の計算方法は以下のとおりです。

M値の計算方法
  • スタック÷(SB+BB+アンティ)=M値

自分のスタックが80に対してSBが2、BBが4、アンティが1ドルの場合は80÷(4+2+4)で計算することになり、M値は8です。つまり、途中でブラインドレベルが上がらなかったと仮定した場合、合計8回までのフォールドが可能ということになります。

WSOPで優勝した実績を持つダン・ハリントン氏によると、20以上のM値があれば安全な状態であり、セオリーどおりのプレイが可能です。M値が6~10になったら不用意なコールを避ける、1に近くなったらオールインを積極的に仕掛けるなど、M値を踏まえたプレイを徹底しましょう。

プレイスタイルを変える

ポーカーのプレイスタイルは大きく4つに分かれます。

【ポーカーのプレイスタイル】

ルース多くのゲームに参加して資金に対してルースにプレイする
タイトゲームに参加する回数が少なめで、早めにフォールドする
アグレッシブベット、レイズ、リレイズが多い攻撃的なスタイル
パッシブベットやレイズを控えることが多いリスクの少ないスタイル

トーナメントは心理戦であり、単調にプレイしていると相手のプレイヤーに自分のスタイルを読まれてしまいます。そのため、ゲームの途中でプレイスタイルを変更して、相手のプレイヤーを混乱させることを意識しましょう。

たとえばタイトにプレイする場合、「この人はタイトだからブラフを仕掛ければフォールドするだろう」などと読まれたとおりにプレイすると、簡単に負けてしまいます。しかし、タイトにプレイしながらもアグレッシブに切り替えてベットを仕掛けることで、同一のシチュエーションでも相手を負かせることが可能です。

ポーカートーナメントの用語

ポーカートーナメントで使われることが多い用語を5つご紹介します。

いずれもポーカートーナメントにおいて重要な用語なので、できればすべて覚えておきましょう。

バイイン

バイインは、ポーカートーナメントに参加するエントリーフィーのことです。入賞者に分配する賞金と、レーキと呼ばれる手数料・経費の両方がバイインに含まれています。つまり、バイインの金額が大きな大会ほど、入賞者が受け取れる賞金額も増えることになります。

レイトレジストレーション

レイトレジストレーションとは、開催中のトーナメントに途中参加が可能なオプションのことです。通常のバイインを支払うことで、定められた期間内であればトーナメントに途中参加できます。人数が絞られているためインマネ率は高くなりますが、ライバルは強い場合が多いことがデメリットです。

リバイ

リバイは、トーナメント開始から途中までの間にスタックが一定以下になった場合、もしくはチップをすべて失った場合にチップを追加購入できるオプションです。現在のテーブルに残ってプレイを続けられることが後述するリエントリーとの違いで、大会によっては複数回のリバイが認められています。

リエントリー

トーナメントに参加してすべてのチップを失った場合、定められた時間内にバイインを支払うとトーナメントにもう一度参加できるオプションのことです。大会によっては複数回のリエントリーが認められることもあり、どうしても入賞したい大会の場合はリエントリーする価値があります。

アドオン

アドオンは、持っているチップの多さ・少なさとは無関係にチップを追加購入できるオプションです。先述したリバイとの共通点が多く、テーブルに残りながらチップを補充できます。アドオンが認められる時間や金額は大会によって異なるため、参加する前にレギュレーションを細かく確認しましょう。

まとめ

ポーカートーナメントは世界各国で開催されています。世界最大のトーナメントとして有名なWSOPの優勝賞金は10億円を超えるケースが多く、世界中のトッププレイヤーが参加し、全米でテレビ中継されるほど注目度の高い大会です。

トーナメントはオンラインポーカーでも開催されています。本記事で紹介した専門用語や、上位入賞するためのコツを押さえたうえで、実際にトーナメントへ参加してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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