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賭けポーカーは違法?逮捕されるとどうなるか、事例とともに詳しく解説

POLICEの看板

オンラインポーカーでリアルマネーを賭けようとしている方にとって気になるのは、賭けポーカーの違法性ではないでしょうか。結論として一般的な賭けポーカーは違法、オンラインポーカーは「グレーゾーン」といえる存在です。賭けポーカーやその他のギャンブルの違法性について、本記事で詳しく解説します。

目次

まず賭博罪についておさらい

そもそも賭博とは、偶然の勝敗により金銭などの財物を賭けることを意味する言葉です。たとえばサイコロを使った丁半賭博やスポーツの結果を予想する野球賭博などが該当し、ポーカーを含むトランプを使ったゲームにお金を賭けることも賭博に該当します。なお、賭博罪の種類は以下の3つです。

賭博罪の種類と罪
  • 単純賭博罪…50万円以下の罰金または科料
  • 常習賭博罪…3年以下の懲役
  • 賭博開帳図利罪…3年以上5年以下の懲役

一般的に問われる可能性がある賭博罪は「単純賭博罪」「常習賭博罪」のどちらかです。「賭博開帳図利罪」は賭博場を開き、人を集めた人に対して適用される罪になります。

賭博罪の成立条件

賭博罪が成立する条件は「財物の得喪を争うこと」です。財物とはお金や車、宝石などのことで、これを賭けてゲームなどをすると賭博罪に問われる可能性があります。

ただし、「一時の娯楽を供するもの」を賭けた場合は賭博罪が成立しません。たとえば、「次のテストに負けたら一度食事をおごる」といったものは賭博に該当しません。

賭けポーカーは違法?それとも合法?

お金を賭けずにポーカーで遊ぶことはもちろん合法ですが、賭けポーカーは違法と合法のどちらなのでしょうか。

金銭を1円でも賭けると違法

1円以上の金銭を賭けてポーカーをプレイした場合、賭博罪に該当するため違法です。怪しいカジノで賭けポーカーをするのはもちろん、家族や友達と賭けポーカーをするのも違法なため注意しましょう。常習性が認められない場合は賭博罪、日常的に多額の賭けを行っていた場合は常習賭博罪に問われます。

物品や労働を賭けた場合は、違法にならない可能性が高い

お金を賭けてポーカーをプレイするのは違法ですが、ジュースなどの物品や労働を賭けてプレイした場合は違法にならない可能性が高いでしょう。たとえば「ポーカーに負けた人が皿洗いをする」といった条件の賭けをした場合、「一時の娯楽を供するもの」を賭けたと考えられるため、賭博罪に問われる心配はありません。

オンラインポーカーは違法?

ここで気になるのはオンラインポーカーの違法性ですが、オンラインポーカーは「グレーゾーン」にあると考えられます。なぜオンラインポーカーが「クロ」でないのかというと、賭博罪を成立させるためには「胴元」と「賭博者」の二者が必要になるためです。

お金を賭けるプレイヤーは賭博行為をしていますが、胴元であるオンラインポーカーの運営会社の大半は賭博が合法な国で運営を行っています。運営会社が違法行為をしていない以上、運営会社を賭博罪で訴えることはできず、その運営会社のもとで遊んでいるプレイヤーを起訴することも難しいのです。

賭けポーカーで逮捕されるとどうなる?

賭けポーカーで逮捕されると、その後はどのような処遇を受けるのでしょうか。逮捕後の処遇と量刑について、詳しく見ていきましょう。

逮捕後の処遇について

賭博罪により逮捕されると、まず検察へ送致されることになり、72時間は弁護士を除き家族とも面会できません。罪を認めずに争ったり、余罪を追及されたりする場合は留置場で最大20日間拘留され、逮捕後23日以内に起訴、もしくは不起訴が決まります。

不起訴処分となった場合、その場で釈放されて前科もつきませんが、起訴された場合は裁判により争うことになります。日本における刑事裁判での有罪率は99.9%とされていますから、起訴された段階で有罪となり、前科がつく可能性が高いといえるでしょう。

量刑について

賭博罪の量刑は次のとおりです。

賭博罪の種類と罪
  • 単純賭博罪…50万円以下の罰金または科料
  • 常習賭博罪…3年以下の懲役
  • 賭博開帳図利罪…3年以上5年以下の懲役

単純賭博罪の場合は懲役刑にはならず、刑務所に収監されることはありません。量刑は状況や立場によって異なるため、数万円程度の罰金で収まる可能性もあれば、最大額となる50万円の罰金を科せられる可能性もあります。

賭けポーカーで有罪判決が下された事例

オンラインポーカーを利用して逮捕され、有罪判決が下された事例は見つかりませんでした。関連する事例としては、2016年にオンラインカジノの「ドリームカジノ」を利用して3人が逮捕された例がありますが、罪を認めずに争った人物は不起訴処分を勝ち取っています。

賭けポーカーそのもので逮捕され有罪になった事例も見つかりませんが、違法に営業している闇カジノや賭けマージャン店を利用して逮捕された事例は多くあります。この場合、プレイヤーは罰金刑に処される可能性が高いため注意しなければなりません。

オンラインポーカーで違法にならないために確認したいこと

オンラインポーカーをプレイする際、違法にならないために確認すべきなのは以下の3点です。

オンラインポーカーで違法にならないために確認したいこと

それぞれをわかりやすく解説します。

運営会社

最初に確認したいのは、運営会社の所在地です。運営会社が日本国内にある場合、日本の法律が適用され、賭博罪が成立するため注意しなければなりません。一方、運営会社が海外にあり、なおかつオンラインポーカーが合法として認められている国にある場合は、日本の賭博罪は適用できなくなります。

ライセンス

運営会社が持つライセンスにも注目しましょう。ライセンスは、オンラインポーカーを合法的に運営しているかどうかを示す重要なものです。ライセンスが交付されているオンラインポーカーは、第三者機関からのお墨付きを得た合法的な運営会社と判断できます。

また、ライセンスはオンラインポーカーの安全性を確認するうえでも重要なポイントです。イカサマが行われているオンラインポーカーや、詐欺によりプレイヤーの資金を巻き上げる可能性のあるオンラインポーカーにはライセンスが交付されません。オンラインポーカーで遊ぶ際は、必ずライセンスの有無を確認しましょう。

サーバー

運営会社が海外にあったとしても、それがいわゆるペーパーカンパニーであり、実態が日本国内にある場合は要注意です。オンラインポーカーで遊ぶときは、サーバーが設置されている国に注目してください。日本国内にサーバーがある場合は日本で賭博を行っているとみなされるため、賭博罪に抵触する可能性があります。

ここまでの情報をまとめると、グレーゾーンにあるオンラインポーカーを利用するために注目すべきポイントは以下の3点です。

グレーゾーンにあるオンラインポーカーを利用するポイント
  • 運営会社がオンラインポーカー合法国にあるか
  • 第三者によって運営会社にライセンスが交付されているか
  • サーバーがオンラインポーカー合法国にあるか

オンラインポーカーを楽しむなら、上記3点を満たしているかどうか確認してからプレイすることをおすすめします。

賭けポーカー以外に違法となるギャンブル

賭けポーカー以外でも、以下のギャンブルは違法となる可能性が高いものです。

賭けポーカー以外に違法となるギャンブル

違法とは知らずに遊んでも検挙されるおそれがあるため、十分に注意しましょう。

裏カジノ・闇スロット

裏カジノとは、マンションの一室などで開かれている違法なカジノのことです。裏カジノは定期的に摘発され、その場にいた利用者も現行犯逮捕されるケースが多発しています。運営会社が海外にあるオンラインカジノ・オンラインポーカーとは違い、胴元が日本国内にいるため賭博罪が成立します。

後述するようにパチンコは合法ですが、闇スロットは賭博罪に該当するためプレイしてはいけません。「オンラインカジノで遊ぶから安全」などの甘い言葉で賭博場に誘う胴元もいますが、たとえパソコンなどを使って賭ける場合でも、日本国内の賭博場で行うギャンブルは違法です。

賭けスポーツ

「野球賭博」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。野球に限らず、サッカーやゴルフなどのスポーツの結果を予想して賭ける「賭けスポーツ」も違法です。スポーツに関わる選手やスタッフ自らが賭けを行った場合は「八百長」とみなされ、永久追放などの厳しい処分を受けることもあります。

なお、イギリスなどの合法国では賭けスポーツが公然と行われています。これは「ブックメーカー」と呼ばれるギャンブルで、先述した「運営会社」「ライセンス」「サーバー」の3条件を満たしたブックメーカーを利用する場合、罪に問われるかどうかはオンラインポーカーと同様にグレーゾーンです。

賭けマージャン

賭けマージャンでは、過去に多くの著名人が検挙されています。ただし「ジュース」や「食事」など、金銭や高価な物品以外を賭けるのは合法と考えられます。

違法とならないギャンブル

反対に、以下のギャンブルは日本国内で行ったとしても違法にはなりません。

グレーゾーンにも触れたくない場合は、上記のギャンブルを選んで楽しみましょう。

パチンコ

パチンコ店は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律」に則って営業しているため合法です。出玉は現金にも交換できますが、これはパチンコ店とは無関係とされる換金所を介する「三店方式」で営業しており、現時点では合法となっています。

公営競技(競馬・競輪・競艇など)

競馬・競輪・競艇をはじめとする公営競技は、競馬法などにより合法的に運営されています。特別法によって賭博罪の対象から外されるため、遊んでも検挙されることはありません。ただし、勝利金は課税対象となる場合があり、申告漏れを起こすと検挙されるおそれがあるため注意しましょう。

宝くじ

宝くじについては「当せん金付証票法」によって合法的に運営されており、購入したとしても賭博罪には該当しません。なお、先述したように賭けスポーツは違法ですが、サッカーやバスケの試合結果を予想する「toto」「WINNER」といった「スポーツくじ」は合法です。

海外カジノでの賭博

たとえば、ラスベガスやマカオなどはカジノの本場として有名で、世界中から多くの観光客を集めています。こういったカジノが合法的に運営されている国や地域に日本人が足を運び、現地でカジノを楽しむのは合法です。

賭博罪はあくまでも日本国内で適用される法律なので、海外には効力が及びません。したがって、日本人がラスベガスのカジノでお金を賭けて遊んでも検挙されることはありませんし、海外のカジノで勝ったお金を日本に持ち帰ったとしても問題ありません。

まとめ

「賭けポーカーを行うのは違法か?」と問われれば、その答えは「グレーゾーン」です。運営会社やサーバーが海外にあり、ライセンスが交付されているサイトを利用すれば、日本の賭博罪は適用できないものと考えられます。グレーゾーンにも触れたくない場合は、パチンコや公営ギャンブルなど完全に「シロ」なギャンブルを楽しみましょう。

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この記事を書いた人

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